2011年09月02日

インターハイを優勝するために

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文大杉並の野口先生の作られた冊子です。

手作りですが、それをいただきました。

中身をみると、ノウハウがびっちり入っています。

基本の技術から、戦術、メンタル、心構え、科学的な考え方など、その内容は多岐にわたります。

このすべてを公開して良い、ということなので、順次公開をさせていただきたいと思います。

以下はその一部です。

インターハイを優勝するために1
文大杉並 野口英一

スポーツを志す者にとって、日本一になることは最終の目標です。

スポーツはチャンピョンスポーツとレクリェーションに分けて考えられ、君たちが志しているものは日本一を目指すチャンピョンスポーツです。

日本の高校の中で日本一を目指し練習している学校は100校ぐらいあるでしょう。しかし、本当に日本一になれる学校は10校に満たないと私は思っています。どうしてなのでしょうか。 

それは日本一になるためには、日本一の練習をしなくてはいけないからです。練習内容や練習量の問題ではありません。

この2つならばどの学校も同じようにやっているはずです。

では何が違うのでしょうか。それは意識の問題です。

選手や監督が常に日本一を意識して練習に取り組んでいるかが、問題なのです。とくに選手自身が、自ら求めて日本一の練習をしているかが大切なことです。監督やコーチに言われたことだけを、やっているのでは日本一になることはできません。

自分のできないことを、できるようにすることが練習であり、その練習でできるようになったことをためすものが試合なのです。選手一人一人、個性があり、得意なことや苦手なことは選手によって違います。

ですから、学校の決められた練習だけでは、日本一にはなれないのです。

自分のできないことや、苦手なことを自主練で、自分からできるようにすることが大切なことです。

こう考えてみると、文大の練習は日本一になれる練習をしているのでしょうか。

未だに疑問を感じることがあります。まず、練習への意欲。

一見、声が出て、がんばっているようですが、一人一人が自分の目標をしっかり持ち、それに向かってベストを尽くしているのでしょうか。

試合の後は、誰しもが、ここをがんばろうと練習しますが、それが2,3日もするとすぐに忘れてしまうか、あきらめてしまい、またもとの状態に戻ってしまいます。長続きしないから、変われず、いつまでも同じ事を言われ、同じミスをして負けてしまう。勝てる選手と負ける選手の違いはここにあります。また練習をしてもすぐには上手くなりません。

良いときも悪いときもあります。意識をもって練習すれば、悪いときが少しずつ減ってきます。それが上達です。

だからできないからといってすぐにあきらめず、練習方法を変えたり、考え方をかえたり工夫するのも選手の仕事です。上手くいかないときは必ず原因があるはずで、その原因を「なぜなのか。」と考えることが大切です。

この「なぜ」が考えられず、ミスをすると下を向いたり、ふくれっつらをしてふてくされたり、挙げ句の果てには先生の注意に耳を傾けず、返事もしない。

こういう選手が上達するはずがありません。「なぜ」と考え、答えが出たら、その練習を根気よく続けることのできる選手が上達します。よく「きれる」選手がいますが、そんな選手は団体戦ではあてになりません。個人戦と団体戦ではまったく違います。何が違うのか考えたことがありますか。

個人戦はペアの責任において試合をし、負けてもペアの責任ですみます。ところが団体戦は学校の代表として戦うわけで、学校の夢や希望を背負うはずです。だから個人戦では思い切って打てたボールが団体戦では打てなくなり、ボレーやスマッシュも思い切れず、個人戦で優勝したペアが簡単に負けてしまうことがあります。

またその逆に、個人戦で負けたペアが悔しさをバネに大活躍する事だって多いのです。これをみてもわかるとおり、個人戦と団体戦ではプレッシャーのかかり方が全然違うのです。

そのプレッシャーを押しのけ、持っている力を十分に出し切るためには、強い精神力が必要です。つまり、勝ちたいという気持ちを最後まで持続できるかが勝負なのです。

試合の途中でミスをし、きれていたのでは勝てるわけがありません。

そう考えたとき、今の文大で、団体戦のレギュラーになれる選手が何人いるでしょう。言いかえれば、文大は日本一になれる学校としてふさわしいのでしょうか。          

また、日本一になるために、君たち選手がほんとうにベストを尽くしているでしょうか。

足が動かないものは練習以外に走っていますか。左手で食事をしていますか。家でトレーニングをしていますか。ポジションの研究をしていますか。あげたらきりがありませんが、どれもみんなにとって必要なことです。

 君たちの中には自分で頑張っているという人がいるかもしれません。

でも頑張っているか、いないかは自分が決めるのではなく、まわりが決めることなのです。独りよがりにならず、まわりから頑張ったと言われるまで努力を続けなくてはなりません。

その努力が「これだけ練習したのだから、負けるわけがない。」という精神の安定をもたらすのです。
そして強い精神力とは、この日頃からのたゆまぬ努力と何事にもあきらめない意志と精神の安定のおりなす技なのです。

つづきます。
posted by 管理者 at 10:28| Comment(0) | 日記
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